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no.103
エッセイno.100までを読み返して
113.5  2002年11月にホームページを立ち上げて、満四年が経過した。それも意図したわけではないのに、エッセイもいつの間にか百を迎えている。とすると、一年に平均に十五作品を書いてきたことになる。

 そこで、2002年、2003年、2004年、2005年の特に印象に残っている作品を読み返して2002年のno.9「似顔絵」若かったなあ!四年の歳月を経て現在の鏡の中の私は、雰囲気のみをかろうじてとどめており、どうみても「おばあちゃんだ」。

 no11「大門から日比谷へ」弟の葬儀があった増上寺周辺を散策。なつかしいなあ!
 2003年のno28「大田黒公園を訪ねて」あの時は初秋だった。今ごろは紅葉真っ盛りだろうなあ。

 no30「薬」あの日は「根津美術館」だったのね。あそこの庭園は特に気に入ってる。紅葉がシャンデリアのように煌めいていたっけ。

 2004年はno51「コンサート」あの日は曲目も私の大のお気に入りだったし、指揮者・沼尻竜典氏、つい半月ほど前「題名の無い音楽会」で指揮しているのをテレビで観た。あの時の雰囲気のまま格好良かった。

 no52「ある日のおひとりさま」日比谷公園の晩秋のたたずまいと、「南部亭」で本を買い求めて嬉々として帰宅したことを思いだした。

 2005年、昨年の秋はno75「黄色いタオルハンカチ」。一番親しい」友人を無くして、心にぽっかり穴が開いたような思いが一年ほど続いたなあ!病院に駆けつけて、受付で彼女の死を告げられた時の、あの足のふるえは今でも記憶に新しい。と同時に、彼女とでかけた数々のおもいでの場面が目に浮かぶ。親族以外でこれほど悲しい思いをしたのははじめてだ。

 そしてno76「シルバーパス」シルバーパスを取得したのだ。いよいよ本物の高齢者となったことを意識させられたっけ。

 と、まあここまで書いてきた訳だが、書いてどうするの?と疑問に思うこともある。
 でも身近な友人の中でも、ひたすら俳句にのめり込んでいる人、テニスに明け暮れている人、絵を描いている人、コーラスをやっている人、それぞれどうしてやっているの?というのと同じことだ。みんなそれが自分に合っているから、好きだからなのだろう。

 私は俳句も少々かじっているけれど、やはり書く作業が一番楽しい。朝早く目が覚めたときなど、テーマを考えているうちに頭の中で文章が成り立っていく。そんなときは忘れないうちにと、起き上がって書き留めることもある。

 誰のためでもなく、自分のために書いている私。当分止められそうにない。


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